スキンプラス(Skinplus)とは?コラーゲンを直接補う新しい肌育注射|効果・安全性・特徴を医師が解説
2026/11/06
スキンプラス(Skinplus)とは?コラーゲンを直接補う新しい肌育注射|効果・安全性・特徴を医師が解説
年齢とともに気になり始める、肌のハリ不足や小じわ、毛穴の目立ち。
スキンケアを頑張っていても、以前のような肌の弾力が感じられなくなったという方も多いのではないでしょうか。
こうした肌の変化には、加齢によるコラーゲンやエラスチンなどの減少が関係しています。
近年、美容医療では肌そのものの質を整える「肌育治療」が注目されています。
その中でも、コラーゲンを主成分とする皮膚の構成成分を直接注入する新しい肌育製剤が「スキンプラス(Skinplus)」です。
今回は、スキンプラスの特徴や期待できる効果、安全性への取り組み、従来の肌育製剤との違いについて、美容皮膚科医の視点から解説します。
スキンプラス(Skinplus)とは?
スキンプラスは、ヒト由来の真皮組織から作られた、コラーゲンを主成分とする注入製剤です。
一般的な肌育治療には、皮膚に刺激を与えてコラーゲンの産生を促すものや、ヒアルロン酸によって保湿環境を整えるものがあります。
一方、スキンプラスは、肌の構造を支えるコラーゲンなどの細胞外マトリックス(ECM)成分を直接補うという特徴があります。
肌を支える3つの主要成分
スキンプラスには、主に次の成分が含まれています。
・コラーゲン: 肌の構造を支え、ハリや強度に関わる成分
・エラスチン: 肌のしなやかさや弾力に関わる成分
・GAGs(グリコサミノグリカン): 水分を保持し、肌のうるおいを支える成分
製品資料によると、コラーゲンを85%以上含み、エラスチンやGAGsなどの成分も含有しています。
単に肌へ水分を補給するだけではなく、肌を構成する成分そのものに着目した治療です。
なぜコラーゲンを直接注入するのか?
肌の真皮には、コラーゲンやエラスチンなどが網目状に存在し、肌のハリや弾力を支えています。
しかし、加齢や紫外線などの影響によって、これらの成分は徐々に変化していきます。
その結果、
・肌のハリや弾力が低下する
・小じわが目立ちやすくなる
・毛穴が目立つようになる
・肌のキメが乱れる
・肌全体がしぼんだように感じる
といった変化が生じます。
従来の肌育製剤の中には、線維芽細胞への働きかけなどを通じて、コラーゲン産生を促すことを目的としたものがあります。
これに対してスキンプラスは、コラーゲンを中心としたECM成分を直接注入します。
つまり、「コラーゲンを作るように働きかける」というアプローチに加えて、「コラーゲンを含む構成成分を直接補う」という選択肢です。
ただし、注入したコラーゲンがそのまま長期間定着し、自分自身の真皮に置き換わることまで確立されているわけではありません。
スキンプラスに期待できる5つの効果
① 肌のハリ・弾力の改善
コラーゲンやエラスチンは、肌の弾力を支える重要な成分です。
スキンプラスでは、これらの成分を補うことで、ハリや弾力の改善が期待されます。
② 小じわ・肌のキメの改善
肌の水分量や真皮の状態が変化すると、細かなシワやキメの乱れが目立ちやすくなります。
スキンプラスは、肌のキメを整え、なめらかな質感を目指す治療です。
③ 肌のうるおいの改善
スキンプラスには、水分保持に関係するGAGsも含まれています。
乾燥による肌の質感の変化が気になる方にも、選択肢となります。
④ 肌密度の改善
肌密度とは、皮膚組織の状態を評価する際に用いられる指標の一つです。
スキンプラスの製品資料では、施術後の肌密度の改善が報告されています。
⑤ 毛穴の目立ちや肌質の改善
肌のハリやキメが整うことで、毛穴の目立ち方にも変化が期待されます。
ただし、毛穴の原因は皮脂分泌、たるみ、ニキビ跡などさまざまであり、状態によってはレーザーや高周波治療などの併用が適しています。
スキンプラスの安全性へのこだわり
肌へ直接注入する製剤だからこそ、効果だけでなく安全性も重要です。
スキンプラスには、安全性に配慮した製造工程や品質評価に関する特徴があります。
① ヒト由来の真皮組織を使用
スキンプラスは、ヒト由来の無細胞同種真皮(ADM)を原料としています。
ヒトの皮膚に存在するECM成分を利用している点が特徴です。
※動物由来のコラーゲン製剤とは原料が異なりますが、ヒト由来であることだけで、すべての患者様においてアレルギーや免疫反応が起こらないと保証されるものではありません。
② 免疫反応に関係する細胞成分を除去
スキンプラスでは、原料となる組織から細胞成分や核酸を取り除く「脱細胞化処理」が行われています。
製品資料によると、処理前後の二本鎖DNA(dsDNA)残留量は、
・処理前:1,399.5 ng/mg
・処理後:0.09 ng/mg
と報告されています。
これは、細胞由来成分を大幅に低減する製造工程が行われていることを示しています。
③ 75μm以下の微細粒子
スキンプラスは、粒子サイズが75μm以下になるよう加工されています。
微細な粒子にすることで、組織内での分布や注入時の扱いやすさに配慮した設計となっています。
※ただし、微細粒子であることだけで、しこりや炎症などの合併症が起こらないと断定することはできません。
④ 細胞毒性試験による評価
製品資料には、ISO 10993-5に関連する細胞毒性試験の結果も掲載されています。
試験では、スキンプラスの評価群において85.7%の細胞生存率が報告されています。
※これは生体適合性を検討するうえで参考となる結果ですが、実際に人へ注入した場合の長期的な安全性を保証するものではありません。
このように、スキンプラスは原料の選定から脱細胞化処理、微細粒子化、細胞毒性試験まで、安全性に配慮した製剤設計が特徴です。
スキンプラスの臨床評価ではどのような結果が出ている?
メーカー提供資料には、施術後4週間までの臨床評価結果が掲載されています。
肌のキメ 14.71%改善
肌の弾力 19.31%改善
肌内部の保湿 10.90%改善
肌密度 11.79%改善
肌トーン 5.34%改善
※メーカー提供資料に掲載された臨床評価結果です。研究対象者数や比較対照の詳細など、評価に必要な情報が十分に確認できないため、数値の一般化には注意が必要です。効果には個人差があります。
この結果から、スキンプラスには肌のキメ、弾力、保湿など、複数の肌質指標に対する改善の可能性が示されています。
一方で、長期的な効果や他の肌育製剤との優劣については、今後さらに臨床データの蓄積が必要です。
スキンプラスと従来の肌育製剤の違い
肌育製剤には、それぞれ異なる特徴があります。
スキンプラス → コラーゲンを中心としたECM成分を直接補う
非架橋ヒアルロン酸製剤 → 保湿や皮膚の水分環境を整える
PDLLAなどの製剤 → 組織反応を介したコラーゲン産生を促す
PN・PDRN系製剤 → 皮膚の修復に関わる生物学的反応への働きかけが研究されている
※各製剤の作用は複合的であり、上記は特徴を簡略化したものです。
スキンプラスの大きな特徴は、コラーゲンを主成分とするECMを直接補えることです。
ただし、どの製剤が最も優れているというわけではありません。
肌の状態や年齢、治療目的に合わせて適切な製剤を選ぶことが重要です。
スキンプラスはこんな方におすすめ
・肌のハリや弾力の低下が気になる方
・小じわや肌のキメを改善したい方
・年齢とともに肌が薄く、しぼんだように感じる方
・乾燥や肌のうるおい不足が気になる方
・肌の構成成分を直接補う治療に興味がある方
・従来の肌育治療とは異なるアプローチを検討したい方
特に、肌のハリや質感を自然に整えたい方にとって、検討する価値のある治療の一つです。
スキンプラスの施術方法・ダウンタイム・リスク
当院では、医師が肌の状態を診察し、適応を判断したうえで注入治療を行います。
注入部位や量は、肌の状態に応じて調整します。
施術後には、注射による赤み、腫れ、内出血、痛み、一時的な凹凸などが生じることがあります。
また、感染、アレルギー反応、炎症、しこりなどの合併症が起こる可能性もあります。
ヒト由来組織を使用するため、原料の安全管理が行われていても、感染症などのリスクを完全にゼロにすることはできません。
施術前には、期待できる効果だけでなく、リスクや限界についても十分に説明を行います。
スキンプラスの施術料金
当院では、スキンプラスをより多くの方に知っていただくため、現在、導入キャンペーンを実施しております。
通常価格 100,000円(税込)
導入キャンペーン価格 80,000円(税込)
施術間隔の目安は4週間です。
肌の状態やお悩みに合わせて、医師が適切な治療計画をご提案いたします。
よくある質問(FAQ)
Q. スキンプラスはヒアルロン酸注射と何が違いますか?
スキンプラスはコラーゲンを中心とするECM成分を含む製剤です。一方、ヒアルロン酸製剤は保湿やボリューム補充などを目的に使用されます。製剤によって目的や作用が異なります。
Q. スキンプラスは他のコラーゲン注射より安全ですか?
スキンプラスには、脱細胞化処理や微細粒子化など、安全性に配慮した特徴があります。ただし、他の製剤より安全であると断定するには、直接比較した十分な臨床データが必要です。
Q. 効果はいつ頃から感じられますか?
メーカー提供の臨床評価では、施術1〜4週間後に肌質指標の変化が報告されています。ただし、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
Q. スキンプラスは何回受ける必要がありますか?
必要な施術回数は、肌の状態や目標によって異なります。診察時に治療計画をご提案します。
Q. 他の肌育治療と併用できますか?
治療内容によっては併用を検討できます。ただし、製剤同士の相互作用や施術間隔について、十分な臨床データがない組み合わせもあるため、個別に判断します。
まとめ|コラーゲンを直接補うという新しい肌育の選択肢
これまでの肌育治療では、肌に刺激を与えてコラーゲン産生を促したり、ヒアルロン酸などによって保湿環境を整えたりするアプローチが中心でした。
スキンプラスは、そこに「コラーゲンを含む肌の構成成分を直接補う」という新しい選択肢を加える製剤です。
コラーゲン、エラスチン、GAGsなどを含むことに加え、脱細胞化処理や微細粒子化など、安全性に配慮した製造工程も特徴です。
Mメディカルクリニック福岡では、肌の状態やお悩みに応じて、一人ひとりに適した肌育治療をご提案しています。
福岡でスキンプラスやコラーゲン注射をご検討中の方は、お気軽にご相談ください
監修:Mメディカルクリニック福岡 院長 田中靖人
Mメディカルクリニック福岡では、お一人おひとりのお悩みや肌状態に合わせた治療をご提案しています。
治療をご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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